タイトル:職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備

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概要

職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備 の電子ブックです。平成26年発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

例えば、自社が行えるリフォーム工事の範囲の再確認(全般なのか部分工事までなのか?)、自社の範囲外の依頼があった場合に協力依頼する事が出来る業者がいるのか、実際の顧客の状況や自社で行っているリフォーム提案の内容の再確認など、もう一度基本的な部分から見直しをしてみたい。1)ターゲット層・競合の確認まずは、ターゲット(顧客)層の確認とそこでよく競合する企業(他社)状況を確認する。これにより、ターゲット別に提案するべき内容や準備し遠く項目などが洗い出される。最初に、ランダムに現状を書き出して表に整理するのも解りやすいかもしれない。この際、すべての顧客を抜き出して行うより近年(ここ1年~3年ほど迄)の状況を対象として行った方が現状を表しているだろう。あまり、前から分析すると混乱が生じる可能性がある。また、ここでは、リフォームに拘らずに新築工事の状況も併せて確認したい。例)・得意分野→設備工事・外壁/屋根・省エネ・耐震・バリアフリー・小工事全般・全体改修等・広報活動→チラシ作成・Web活用・折込・OB/知人紹介・やっていない・接客対応→来客対応・訪問対応・工事中マナー・近隣対応・事前/事後対応・OB割合→OB顧客多い・少ない(割合:リフォーム工事を行ったOB数/全OB数)・強み→工事(施工)・設計・営業(提案)・協力業者→設計事務所・不動産・広告宣伝・他()・大工職人→常雇(社員)・外部(固定)・外部(都度手配):足りている・不足・工事金額→100万円以下・100万~200万円・200万~300万円・300万以上・・・・・・2)自社の状況の確認自社の得意分野、不得意な分野の確認を行う。得意な工事は何か?競合に対して強いか?OB施主の割合はどうか?(リフォーム工事を行ったOB施主数/全OB施主数)、パートナーがいるか?大工・職人さんの手配に困っていないか?など、全体の状況を洗い出す。自社が得意とする分野、足りない処、必要な部分などが見えてくると思われる。結果的に、自社が自信を持って提案できる部分と強化が必要な部分、協力業者とのタイアップで行うべき項目などが洗い出されるはずである。3)OB顧客への対応の確認これは、前項でも申し上げたが、是非行って頂きたい。しつこいようだが、OB顧客は工務店の主戦場になる。この状況の確認と対応は必須と言える。しかしながら、現状に流され十分な対応が出来ていない工務店は多数ある。OB顧客へのメンテナンス・アプローチ・訪問の状況、過去のトラブルの把握などは必須と31