タイトル:職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備

ページ
21/474

職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備 の21ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備 の電子ブックです。平成26年発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

リフォームを行う消費者や住宅を新築する消費者は、一回限りのつもりで施工する事業者を選択することはない。「いい家を建ててくれる。」「安心してリフォームを任せられる。」これは、同時に長く住宅のメンテナンスを任せる事を期待して選択している図1-3-4業者選びの際の重視点戸建て住宅はずである。インターネットによる住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する第8回調査報告書(住宅リフォーム推進協議会)この意識のズレに関しては、リフォーム工事提案の際にも発生している可能性がある。例えば、リフォームのお客が業者選びの際重視している項目は、下記のグラフのようになっている。ピンク色の部分は、チラシなど非対面でも情報提供が可能なものを表記している。グラフでは、特に、「工事の質」「工事価格」等が重視されている。しかし、次にあげる調査の結果を見ると、これらの重視されている項目について施工側とお客側の間で食い違いが見られる。2010年の日経ホームビルダーの調査では、実際にリフォーム工事を依頼した施主が重視したのは住宅リフォーム推進協議会の調査と同様「工事価格」(約70%)であった。同時に、日経ホームビルダーの調査では、施工者と施主の重視している項目を比較している。住宅リフォーム推進協議会のリフォーム工事検討者が重視している項目と合わせて比較すると、対面する項目については仮定が多いためか施工者寄りの結果となっているが、「接客の態度」「アフターサービス」「企画・提案力」「デザイン」については、施工者の意識と乖離していることが分かる。図1-3-5左/お客側が施工側より重視している項目右/施工側がお客側より重視している項目※一般回答は住宅リフォーム推進協議会の調査による。デザイン・提案力の一般回答は50%ずつに按分。このズレが、リフォーム提案の「思い込みのミス」になっていないだろうか?15