タイトル:職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備

ページ
160/474

職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備 の160ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

職人・工務店のための長期優良住宅化リフォームマニュアル 構造 外部 内部 設備 の電子ブックです。平成26年発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

構造軸組2-16経年劣化の補修:材の変形(柱の交換)工程梁をジャッキアップして、たわんだ柱を新しい柱に取り替える。劣化の補修(レベル2)不具合外壁の傾斜、外壁のひび割れ・欠損。内壁の傾斜。水平振動。1足場の設置3仮柱と油圧ジャッキ5柱の取替え6仮柱および2仕上材等の撤去の設置ジャッキの撤去4ジャッキアップ12345足場の設置1.たわんだ柱の周囲およびその他の既存の仕上材に傷や破損が生じないよう、養生材等を設置する。この際、足場の固定を確認する。仕上材等の撤去・処分以下の部位を撤去し、柱と土台を露出させる。※1柱のたわみの影響を受けた壁周辺の仕上材、下地材等※2たわんだ柱を受ける土台周辺の床の仕上材、下地材、床根太等※3設備(電気・給排水・ガス)が関係する場合は、別途撤去、再接続工事が派生する。仮柱と油圧ジャッキの設置1.たわんだ柱の周囲をジャッキアップし、新しい柱と取り替えるため、柱を新設する位置の横に小型の油圧ジャッキを土台の上部に固定し、梁とジャッキの間に仮柱を立てる。※ジャッキの転倒に十分注意する。ジャッキアップ1.梁を仮受けするためジャッキアップを行う。※1仮柱の座屈及びジャッキの転倒防止のために下げ振りなどを用いて鉛直確認をする。※2ジャッキアップについては5 mm程度ずつ、既存のたわんだ柱が負担している鉛直荷重を仮柱が負担できるまで徐々にジャッキアップする。同時に建物内部のゆがみ及びひび割れが生じていないかを確認する。柱の取替え1.以下の方法によりたわんだ柱を交換する。a)たわんだ柱を切断、加工して撤去する。b)新しい柱の仕口のほぞを加工し、梁の下端の仕口より先に接続し土台に設置しながら下げ振り若しくはトランシットにて柱が垂直に設置された事を確認し、土台と梁に緊結する。c)新たに挿入した柱の上下端の接続部分を金物を補強する。*16仮柱およびジャッキの撤去1.再度、柱が垂直かどうかを下げ振りまたはトランシットにより確認しながら徐々にジャッキを用いておろし、仮柱およびジャッキを取り外す。その際、室内の仕上材および外壁のゆがみが発生していないかを確認する。*1154