タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

●住宅用火災警報器住宅用火災警報器は、全住宅で設置が義務づけられています。消防法のほか、市町村の火災予防条例によって居室や台所等への設置が義務づけられている場合があるため、各地域の消防署に確認します。(図は、総務省http://www.fdma.go.jp/html/life/yobou_contents/contents/index_03.htmlより)住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定の基準を定める省令(平成16年11月26日総務省令第138号。以下「設置維持省令」という。)(設置する住宅の部分)●寝室・・・すべての寝室が対象(子ども部屋などでも、就寝に使用する部屋は設置)。●階段・・・寝室がある階の階段(避難階を除く)。※寝室が3階にある場合は、1階の階段に設置(すでに2階の階段にあればなくても可)。※寝室が1階にあり、3階に居室がある場合は、3階の階段に設置(すでに2階の階段にあればなくても可)。※1つの階に7 m2以上の居室が5部屋以上ある場合は、その階の廊下か階段に設置。●台所や全ての居室・・・市町村の火災予防条例で設置義務の有無を確認する。<天井に設置する場合の設置位置>※壁又ははりから0.6m以上離れた位置に設置する<壁に設置する場合の設置位置>※天井から15cm以上50cm以内の位置に設置する。住宅用火災警報器<換気口やエアコン等の空気吹き出し口がある場合の設置位置>※1.5m以上離れた位置に設置する(種類)●煙式(光電式):寝室・階段室・台所など(S)煙が住宅用火災警報器に入ると音や音声で火災の発生を知らせる。※消防法令で寝室や階段室に設置が義務付けられているのは煙を感知する(煙式)住宅用火災警報器。(天井・壁用)(天井埋込)(壁、煙式+ガス漏れ+Co)●熱式(定温式):台所・車庫など(H)住宅用火災警報器の周辺温度が一定の温度に達すると音や音声で火災の発生を知らせる。※台所や車庫などで、大量の煙や湯気が対流する場所等に適している。(天井・壁用)(動作方法)●単独型:火災を感知した住宅用火災警報器だけが警報を発する。●連動型:火災を感知した警報器のほか、連動設定を行っているすべての警報器が火災信号を受け警報を発する。なお、連動型には、配線によるものと無線式がある。参考平成26年4月1日から住宅用火災警報器に『合格の表示(型式適合検定に合格したものである旨の表示)』が表示されることになった。従来の「NSマーク」製品も検定品と同等の性能が確認されているため、経過措置として平成31年3月31日まで販売が認められている。90