タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

2浴室リフォームの工事費1)在来型浴室から在来型浴室への改修在来型の浴室の改修については、様々な状況が考えられるので、一概に目安となる工事はありませんが、浴室そのものでなく部分的な工事として、シャワーをシングルレバーのものに交換すると約3~4万円、浴槽を一般的なFRPのものに交換すると約30万円ぐらい掛かるようです。タイルの張替は、面積にもよりますが、既存のものの上から張るもので15万円ぐらいから、剥がして張るとなると、30万円ぐらいからとなるようです。2)在来浴室からユニットバスへの交換在来型浴室からユニットバスへの交換は、床コンクリートの斫り(はつり)工事が出てきます。住宅の基礎部分を傷めないよう、かつ、ユニットの設置に支障がないよう斫り、その後は、設置床をコンクリートで作ることも考慮します。この工事も現状の浴室の状態を確認しないと正確な見積りはできませんが、在来型浴室をユニットバスに交換する基本工事費で、約30~40万円かかるようです。・基本工事費:既存浴室解体費・撤去処分費・給排水管移設工事費・新規ユニットバス搬入組立費・床コンクリート打設費・基本電気工事費(照明・スイッチ)従って、ユニットバス込みの工事費は約90~100万円からということになるでしょう。3)ユニットバスからユニットバスへの交換戸建て用のユニットバスは、先にも述べたように1995年以前は、ユニットそのものが浴槽と洗い場が一体となり、脱衣室と浴室の床に段差を持ったものが多くありました。そのため設置方法が、ユニットを支える足の部分に合わせコンクリートの架台を作るなど、現在の住宅で主流となっているべた基礎形式のフラットな設置床と異なっていることに注意を要します。すなわち、布基礎形式で束立てとなっている場合には、浴室部分だけでも土間コンクリートを打つ必要が出てくるので注意を要します。このように、現状の浴室の状態を確認しないと正確な見積りは、できませんが、ユニットバスをユニットバスに交換する際の基本工事費で、約25~30万円かかるようです。・基本工事費:既存ユニットバス解体費・撤去処分費・給排水管移設工事費・新規ユニットバス搬入組立費・基本電気工事費(照明・スイッチ)また、定額制の浴室ユニット込みのユニットバスからユニットバスへの交換は、選べるユニットが限られていますが、約60万円からとなっています。自社で、一度積算しておき、費用を即座に答えられるようにしておくことが大切です。4)オプション工事費浴室の改修では、上記の基本工事に加えて、様々なオプション部品が追加されることが一般的で、換気扇取り付け、暖房換気扇取り付け、追炊き接続加工、窓枠取り付け、72