タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

ページ
6/156

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の6ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

1.リフォームの検討時期1-1.リフォームを取り巻く状況(1)リフォームの需要リフォームの需要は、その市場規模から6兆円を超え2016年には、8.7兆円(対2012年増減率10.7%増)と予測されています。国では、2020年までに20兆円の市場規模を迎えると予測され、その対応に向けた取組みが次々ととられています。しかし、リフォーム工事と言ってもその内容は、営繕や補修といった内容から設備機器の補修・入替え、増改築、更には家具等の購入も広義のリフォームとして捉えられているのが現状です。この様な中、リフォーム工事の検討時期を予測するには、実際の工事区分の確認が必須となります。下図は、2000年から2012年までのリフォーム工事に係った費用の内訳で「増改・改築工事費」「設備等の補修維持費」、これに家具等の購入費も加えた「広義のリフォーム金額」のグラフとなります。図1住宅のリフォーム規模2000年~2012年このグラフからも解るように、リフォーム工事費の大半(約80%以上)は、「設備機器の補修維持費」で占められており、リフォーム工事の中心は「設備機器関連工事」となっている事が伺えます。次のグラフは、H25年に一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が行った「インターネットによる住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査の第8回報告書から作成したものですが、検討中のリフォーム工事の種別の住宅種類別のグラフとなります。2