タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

【1988年】脱臭する機能を搭載した温水洗浄便座が発売。【1991年】床排水の排水位置(排水芯)200の便器が発売。(モジュール化)【1992年】便器のフタ自動開閉機能搭載の温水洗浄便座が発売【1993年】タンクレス便器が発売【1995年】抗菌仕様の便器が発売、普及。【1995年】自動便器洗浄機能搭載の温水洗浄便座が発売【1997年】排水芯可変タイプの便器が発売【2002年】温水洗浄便座の普及率が50%を超える【2006年】便器の節水化が進行、従来水量の半分以下の6Lの節水便器を発売【2013年】温水洗浄便座の普及率が76%部位別計画の立案住宅設備の変更リフォーム計画の立案2トイレリフォームの時期トイレをリフォームする時期は、パッキンや配管等の寿命か、他の水まわりのリフォームと合わせて行うのが効果的で、築15~20年ぐらいが目途となります。3便器の種類下記に代表的な8種類の便器の洗浄方式を上げましたが、この中で、現在住宅用のものは限られていて、例えばTOTOではほとんどが節水の関係からトルネード式とその改良型ハイブリッドエコ式で、この他にメーカーにより様々な方式が出ていますが施設用のものがほとんどなので、これらの形式を全て覚える必要はありません。現在の住宅用便器の主流はどんな形式で、どのような特徴があり、昔の便器と何が違うのかは、説明できるようにしておりましょう。特に、一部の水道直結式は、電気的制御のため停電時などは手動で水を流す必要があり、水圧の低い場所では使えないものもあるので注意を要します。1)洗い落とし式水の勢を利用して排出する方式で、安価で構造も簡単ですが、洗浄時に水はねや、大きな洗浄音が発生しやすく溜水面が少なく汚物の付着もおこりやすくなっています。洋式便器の登場期には主流でしたが、現在は採用例が減ってきています。2)セミサイホン式水勢と渦作用を組み合わせて汚物を排出する方式で、洗い落とし式より溜水面が広く、洗浄音も抑えられています。3)サイホン式排水路を屈曲した形状とすることでサイホン現象を発生させ、その吸引作用で汚物を排出する方式。汚物がすぐ水中に沈むため、臭気が発散しにくく、現在では水洗トイレの主流となっています。4)サイホンゼット式基本構造はサイホン式に似ていて、排水口近くにある孔からの水勢を利用したサイ55