タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

(4)ヒアリングシートの活用リフォーム工事は、軽微な補修・営繕から設備機器の入替え、間取り変更、増改築等多岐に渡る物です。この為、画一的なヒアリンクシートは使い勝手が悪くなる可能性があります。また、お客様によっては確認出来ない場合も多々あります。この為、ヒアリングシートを全て埋める事を目的とするのではなく、必要な事を確認する為のシートと位置付ける事が大事です。ヒアリングシートを大まかに気分すると次の様式となります。1お客様情報、住宅の情報エリアリフォーム提案やお客様情報の管理を行う為の基礎情報となります。ここでは、氏名、家族構成、住所、車の所有(台数)、キーマン(ヒアリング実施者の主観可)やお客様の生活スタイル(ヒアリング実施者の主観可)や対象となる住宅の基礎情報を記載します。住宅情報は、確認申請書や図面があればお預かりして写しをとってお返しして下さい。ここで、大事なのは雑談の中で出てくる話からお客様の生活スタイルや好み、キーマンなど予測する事です。その中で、さりげなく確認することが出来ればベストです。2要望情報お客様がリフォームを考えた要因となっている項目の記載部分となります。ここでは、単純にお客様のいわれる問題点や要望の記載だけではなく、ヒアリングを行っていく中で確認した項目や、予測事項や、対処方法のヒントなど自由に記載できるようにすることが大事です。3確認情報お客様の要望に対する確認だけではなく、リフォームの提案を行うにあたってこちらから確認を行いたい項目を記載します。ここでは、ヒアリング漏れが無いように多くの項目を用意しますが、先にも述べたようにすべてを埋める必要はありません。確認できる点だけでも結構です。但し、問題の原因等になる可能性がある部分は、必ず確認するようにして下さい。32