タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

以下は、訪問ヒアリングを行う際に同時にチェックしておきたい項目です。詳細の現場調査を行う前に訪問した際には最低限、下記項目のチェックを行うようにしたいものです。現状からの判断(目視での確認判断も必要になります)現状、近隣状況の確認未済チェック項目□□今回の工事範囲を確認する。□□不具合箇所の対応のみか、その他工事を必要とするか確認する。□□一定期間の工事があるため、近隣との日常の交流状態を確認する。□□近隣の交通状況、駐車場、足場設置エリア等の確認。未済チェック項目□□今回の工事範囲を確認する。(工事対象部位の確認)共通事項□□不具合事象対応のみか、その他工事を必要とするか確認する。□□雨シミ、雨樋の不具合を室内外から確認。外装□□ひび割れ・破損等、損傷部分の補修のみか確認する□□造作設置が必要かを確認する。内装□□バリアフリー対策(室内の階段の補修等)が必要かを確認する基礎・土台□□ひび割れ・破損等、損傷部分の補修のみか確認する。・詳細検査の□□換気口の補修が必要かを確認する。必要性の確認□□防蟻の状況の確認(外部からの簡単な目視)軸組□□床鳴りの音を確認する。(歩行による発生音の確認)□□電気容量の変更が必要かを確認する。電気・ガス□□電圧確認、契約アンペア数、配線ルート、都市ガス・プロパンガスの確認。設備機器の確認□□異音・異臭・動作の確認※対象とする工事内容によって、調査の必要がない項目があります。また、確認する内容によっては、顧客の生活空間の確認を行う事になります。その為、生活空間の中に立ち入っても良い様に、事前に日程の連絡を行い、合意の上で確認を行って下さい。また、ヒアリングの際に確認しておきたいことはリフォーム工事に対する要望だけではありません。リフォーム工事の内容とは直接関係が無い様でも、確認が必要な項目や説明を行うことで住まい手の不安の解消につながる事柄があります。また、リフォーム提案の見積書作成に関連する項目も多々あります。これらに関しては、ヒアリング時や折衝の中で事前の確認を行ってください。未済チェック項目□□騒音や振動、不便さの受容範囲を確認し、電気・水道の使用許可を得る。□□工事車両の駐車場の確認□□家財の量に応じて、移動や保管方法、収納量、コンセント数等の検討をする。要確認事項□□支給製品、支給材料や再利用品はないか、家電等の廃棄方法を確認する。□□瑕疵保険やローン、補助制度の利用の希望がある場合、手続きを説明する。□□住みながらのリフォームか、仮住まいが必要な場合、方法を検討する。□□増築、減築に伴う手続きを確認する。※制度によって、事業所登録や契約前に耐震改修計画申請を行う等、事前の作業が必要な場合があります。これらに該当する場合、事前の説明が必要です。26