タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

の設置面積が必要になります。ガス給湯器の能力は、「水温+25度のお湯を1分間に何リットル給湯できるか」を基準として号数で表しています。号数が多いほど能力が高くなり、水温+25度のお湯を1分間に20リットル出せる給湯器なら20号、28リットルなら28号といった具合になります。一般的には、24号であれば3~4人家族で十分に使用することができます。部位別計画の立案リフォーム計画の立案2給湯器の耐用年数ガス給湯器の業界は、標準的な使用条件の下で、安全上支障なく使用することができる設計標準使用期間というものを定めていて、家庭用給湯器は「10年」と設定されています。実際は10年以上使用できるものが多くありますが、故障する原因は、経年劣化による部品の摩耗や基盤の故障などが主な原因なので、保守部品が無くなった時点でメーカーによる修理ができなくなります。また、部品を交換する修理の場合でも、部品代と工事費に数万円かかり、修理後も、その他の部品については保証されている訳ではないので、またすぐに故障するなどのことも起きる可能性があり、どこかの部品が壊れたら交換時期だと考える方が良いでしょう。給湯器の交換時期は、設置後10~15年が一つの目安となります。設置場所や設置状況などによって異なってきますが、他の給湯器も含め一般的な交換時期をまとめると、以下のようになります。・1ガス給湯器の交換時期は10年~15年・2石油給湯器の多少寿命が短く交換時期は10年程度・3深夜電力を利用するタイプの電気給湯器は長持ちで、15年~20年・4電気ヒートポンプは10年程度で交換が必要になるようです※図43~46の設備方式・種類別の一次エネルギー消費量を比較グラフは、下記の条件で、H25年省エネ基準の一次エネルギー消費量算定用Webプログラムにより算出されています。共通計算条件・床面積主たる居室:29.81 m2その他の居室:51.35 m2非居室:38.92 m2合計:120.08 m2・省エネ地域区分6地域・年間日射地域区分年間の日射量が中程度の地域・外皮性能単位温度差あたりの外皮熱損失量q:246.3 W/K単位日射強度あたりの冷房期日射熱取得量mC:7.46単位日射強度あたりの暖房期日射熱取得量mH:14.31・通風利用しない・蓄熱利用しない給冷湯暖機房器の更新131