タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編

ページ
116/156

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の116ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル 計画立案編 の電子ブックです。平成27年度発行 編集・発行 全国建設労働組合総連合

般的です。3)出入口の手すりの位置床からの高さ800の位置から長さ600程度の縦型手すりを取り付けるのが一般的で、手すり上端がちょうど肩の辺りに来るように取り付けます。ドアの場合は、枠から100程度離し、開け閉めで指を擦らないように手すりを設置します。図36出入口の手すり位置4)階段の手すりの位置階段の斜め部分は、手すりが高過ぎてしまうと身体の重心が後方に移ることがあり危険で、段鼻から高さ750程度が標準的です。階段から廊下に移る上下の水平部分は200以上確保するとしっかりと握れますが、水平部分が取れなければ、上がり切った部分に縦手すりを取り付けます。5)トイレの手すりの位置トイレの便器は、「座る」「立ち上がる」の上下運動なので縦手すりが有効です。縦手すりが便器に近いと、立ち上がった時に後ろ手になり無理な姿勢になるので、立ち上がった時に体の前に手すりが位置するように、便器の先端から200~250程度、前方に付けるのが一般的です。また、横手すりは、座る時に体重を掛けることができ、握力が衰えても押し上げる動作で立ち上れます。横手すりの高さは便座面より200~250程度上方が目安で、床から650程度になります。この縦型と横型を組合せたL型手すりが有効です。紙巻器は、座った状態で膝よりも下にあると使いにくく、手すりの上では、紙巻器が邪魔になり手すりが使えない部分がでてくるので、注意が必要です。6)脱衣室の手すりの位置身体のバランスをとり脱衣や着衣ができる縦型手すりが有効です。立ったままでの脱衣図37階段の手すり位置図38水平部分が足りない場合の縦手すり図39トイレの手すり位置112