タイトル:職人・工務店のためのリフォーム現況検査手順書 第Ⅰ章、第Ⅱ章、資料編

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概要

職人・工務店のためのリフォーム現況検査手順書 第Ⅰ章、第Ⅱ章、資料編 の電子ブックです。平成29年度発行 編集・発行 一般社団法人 全建総連リフォーム協会

●検査終了後の報告に関して現況検査の終了後に、お客様への報告を行う事になります。当日は、問題があるか、ないかの報告が中心になります。問題がある場合は、箇所の写真を示して(場合によっては、お客様に現状を確認してもらう。:危険が無い事が前提です。)補修のすすめやアドバイスを行います。その際に、正式に報告書を提出しご説明を行うために必ず次回訪問の約束を取ってください。第Ⅱ章また、中には当日の報告の際に「修理してください。」と言われるお客様もいらっしゃいます。この際には、補修該当箇所の再確認を行い、次回訪問の際にお見積もりをお持ちするようにしてください。当然、報告書の提出の際に補修が必要な部位がある場合も補修を行う際のお見積書を作成して、何度も繰り返し訪問せずともいいようにしてください。ここで、提出する報告書ですが2種類になります。第三章で説明している現況検査の結果報告書(現況検査のチェックシートが報告書を兼ねています)では、専門的になっておりお客様には、理解しにくくなってます。そこで、鑑として「検査した箇所」「問題があったか、無かったか」「問題がある場合はどこか」「どういう対処が必要か」を記載して報告します。問題がなかった場合には、今後のお手入れのアドバイス等を記載してご提出ください。ここでのポイントは、「1問題がある箇所の写真を必ず提示する。2補修方法との対処方法を提示する。3補修が必要な場合、見積書を準備する。」です。顧客訪問に向けた基本的な手順と事前準備常備品として、自社の情報を記載、押印した契約書の用意も機会損失をなくさないためにも必要です。※契約書に事前に自社情報を記載・押印した場合はその保管に注意してください。複数部の用意は、保管が困難になるため報告時に必要部数を用意するのが適切です。決して、内容が未記入のまま放置やお客様先に忘れることの無い様にしてください。この取り組みは、お客様の住宅を守る事だけが目的ではありません。OB顧客との定期連絡(ヒアリング)、現況検査を介して、友好なコミュニケーションを保ち、補修工事やリフォーム工事の安定的な受注を確保するための取組みです。その為には、この報告業務が最重要になります。大変だとか、面倒とか無い様に対応ください。最終的なプレゼンテーションの場です。現況検査の実施、点検個所、チェック方法に関しては第三章にて詳細に記載しています。―41―