タイトル:職人・工務店のためのリフォーム現況検査手順書 第Ⅰ章、第Ⅱ章、資料編

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概要

職人・工務店のためのリフォーム現況検査手順書 第Ⅰ章、第Ⅱ章、資料編 の電子ブックです。平成29年度発行 編集・発行 一般社団法人 全建総連リフォーム協会

要です。7)訪問前に周辺の確認をお客様宅に到着しても、いきなりチャイムを押すのではなく事前に周辺環境や玄関先等の状況の確認をしましょう。以前には、無かった変化や気が付いた点などがその後の会話に繋がります。8)検査の際にお客様の不安をあおらない現場検査をしていると気になる箇所やおかしいと思える箇所が出てきます。その際に「あれ?」「なんでこうなってる?」などの疑問を大きな声で発するのは厳禁です。気になった箇所があれば必ず写真や映像にとって、検査終了後ご説明してください。また、お客様が同行されている場合は、その場で疑問を伝えお客様に確認いただき写真や映像にとって後程対処方法を説明するのが最も話が進みやすいです。9)お客様が断られた部屋等に無理にはいらない室内の検査の際に、お客様のプライベート空間でもある寝室等に関しては入室前に必ずお客様の了解を取ってください。もし、お客様から断られた場合は「●●に関しては確認していませんので、気になる点があればご連絡ください」とおことわり下さい。10)検査終了後の簡単な報告を行う検査が終了したら、必ずお客様に簡単な結果報告やアドバイスを行って下さい。報告書を纏めて後日報告するのは、お客様に時間が無くて検査後に話をする余裕が無いときのみです。報告の際には、必ず検査結果から事象を説明して詳細検査を行うか、補修を行うか等の説明をしてください。何も問題が無い場合は、問題が無い事を説明し「後日報告書をお届けします。」「また、定期的にご連絡いたしますのでよろしくお願いします」とお伝えしてお別れください。その際、必ず郵送でもいいので報告書を送付ください。検査費用等の設定に関しては、ヒアリングや目視検査に関しては営業活動でもあり無償とされる場合もあるでしょうが、必要に応じて詳細検査を行う場合は事前に費用が掛かることをお伝えください。費用の後請求はお客様の不信をかうだけです。ここでは、基本的な事だけを記載していますがお客様によっては細部まで気にされる方もいらっしゃいます。注意したいことは「お客様を不安にさせない。不信感を植え付けない。」ことです。お客様の多くは、接客時のマナーを最も重視しています。この点を特に意識してご対応ください。―34―