タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》 の電子ブックです。平成28年発行(ver1.0) 編集・発行 全国建設労働組合総連合

○駐?料?等の取り決めを?う・協力業者の作業者が全て車を使って現場に来るとなると、毎日の駐車料金は、膨大なものとなります。機器の搬入・搬出等でやむを得ない場合や道具の運搬等で必要な場合を除き、作業者が単独で現場に赴くは公共交通を利用したり、乗合で現場に行くなどの取り決めを行います。また、現場に車をおけない場合、現場付近の駐車料金を確認しておくことも必要となります。その上で、協力業者に支払う駐車料金や交通費の取り決めを行います。協力会社単価リスト2見積書のつくり方○工事後の出来上がりの確認方法について取り決めを?う・各協力業者の工事終了は、その工事後の出来上がりの確認を監督が行うことによって行います。したがって各工事の終了時には必ず監督が赴き、仕様や出来栄えを確認します。作業者が現場に居る間に行うことで、時間のロスを防ぐこととします。○作業者がたばこを吸う場合、どこで喫煙するのかを決める・作業者のたばこは、慎めれば慎むに越したことは無いが、依頼者の家族に喫煙者がいるなどたばこに理解がある場合には、庭先など場所を決め休息時等時間を決め喫煙することを依頼者に伝える必要があります。喫煙場所には、灰皿を設置して、毎日掃除をして帰ることを取り決める。○作業の休息時間を決める・作業は基本的には1日8時間行う訳ですが、作業開始時間や作業終了時間を事前に依頼者と取り決めておく必要があります。基本は、8時始まりで、10時より15分(30分)休憩、12時より1時間休憩、3時より15分(30分)休憩、5時30分(6時)作業修了の取り決めをします。場合によっては、9時始まりにして欲しいなど、依頼者からの始業時間と修了時間の要望がある場合があるので、その内容を工事ごとに伝えます。また、依頼者から始業・終業時間を決められることにより、8時間労働が難しくなった場合には、そのことにより工期が延びたり結果として工事費が高くつくことを依頼者に伝えておきます。77