タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》 の電子ブックです。平成28年発行(ver1.0) 編集・発行 全国建設労働組合総連合

6.協?業者単価リストをつくる-1下記は1日の手間代を、単価が高いガス工を除き18,000円と決めた事例です。ここで重要なことが3つあります。1つ目が通常は会社経費となりうやむやになりがちな監督の作業費を協力業者と同様に手間代として決めておくことです。営業職や設計職を特に抱えていない小規模工務店や大工にとって、リフォームでの監督の役割は多岐にわたります。最初の営業に赴き、依頼主の要望を聞き、工事内容を決め契約を行い、協力業者や建材店に発注を掛け、工事内容の確認を行い、依頼主に引き渡す。これらの一連の作業を行う訳ですが、前記しましたが、この作業に費やす時間を決めて行うことにより、算出を可能とします。2つ目が必要な協力業者を事前に把握し、協力業者で必要な経費を含めた手間代を決めることにより、工務店と協力業者の経費を計上する必要が無くなり、分かりやすい見積り書を作成することができます。3つ目が時間単価の決定になります。一日の手間代を8時間で割ったものが時間単価となりますが、仕事によっては1日3時間とか30分などのことが生じますが、その時、協力業者とどのような取り決めを行うかの基本となる金額になります。例えば、電気の配線を30分だけしてもらう時、最低を2時間として4,500円とするなどの決め方をします。ここでは、リフォーム特有のこととして毎日仕事始めの30分は準備や用意を行う時間とし、帰りの30分は道具を片付け清掃をきちんと行う時間として監督以外の各専門工事の職方は、7時間労働単価としています。項目内容?間代/h時間?間代/日日1監督2,250円1h18,000円1日協力会社単価リスト1見積書のつくり方2 ?工2,571円1h18,000円1日3内装工2,571円1h18,000円1日4建具工2,571円1h18,000円1日5設備工2,571円1h18,000円1日6電気工2,571円1h18,000円1日7ガス工2,571円1h50,000円1日8塗装工2,571円1h18,000円1日9左官工2,571円1h18,000円1日10仮設工2,571円1h18,000円1日11防水工2,571円1h18,000円1日12サッシ工2,571円1h18,000円1日73