タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》 の電子ブックです。平成28年発行(ver1.0) 編集・発行 全国建設労働組合総連合

2.数量拾い(積算)依頼主に提出する見積書を作成するには、工事に係る数量を算出しなければなりません。部分的なリフォームであれば、その都度、部分的に数量拾い(積算)を行えばいいのですが、毎回数量拾いの考え方が変わったり、見積りごとに誤差が生じることとなります。自社なりの数量拾いの行い方を整えておけば、部分的なリフォームから、1軒丸ごとのリフォームまで対応が、可能となります。次ページからは、そのフォーマットの事例を示します。図面を広げ、正確に拾っていくことも大切ですが、日本の木造住宅の場合、幸いに、モジュールを持っています。モジュールとは、基本的な3尺の寸法を現します。910、909、900、940mmなど地域性を持ち様々あるでしょうが、その基本寸法さえ押さえておけば、あとは、縦横を1×2=0.91×1.82=1.66 m2と計算できます。上記のように数量拾いのほとんどは面積の算出で、後は個数となります。面積の算出なので、矩形の部分ごとに大きく拾うことも考えられますが、リフォームの場合、工事の単位が部屋ごととなるので、基本的に部屋ごとに数量を算出します。部屋毎に数量を出すことで、その部屋に関わる養生なども算出できます。58