タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》 の電子ブックです。平成28年発行(ver1.0) 編集・発行 全国建設労働組合総連合

6バルコニーに関する考え方バルコニーのFRP防水は、10年ごとにトップコートを塗替え、30年目でFRP防水層を再防水します。トップコートの塗替えと同時に手摺りの笠木廻り及び外壁等との取り合い部のシーリングの打替えを行うと共に、20年目については、笠木の板金(ガルバリウム鋼板を想定)の塗替えも行います。再防水にあっては、漏水等が見られず下地合板が健全である場合は、旧塗膜の劣化した部分を除去し、その上からFRP防水層を施工します。・トップコートは5年~10年で劣化する。(ウレタン系の場合、塗装と同程度か摩耗によりさらに寿命が短い)FRP防水考え方を整理する見積書のつくり方修理する場合は全面葺き替えの必要あり0102030▼▼▼▼▼▼トップコート再防水トップコート手すり壁の笠木・カラー鉄板など金属板の耐久年数は10年程度、亜鉛めっき鋼板は耐久性が低い0102030▼▼▼▼▼▼▼シーリング塗替え交換バルコニーの手すり壁の取り合い手すり壁の小窓2008年以前の防水仕様取り合い部の防水処理が難しく、ピンホールが生じやすい。漏水のほとんどの原因がこのピンホールなので、手摺り壁と外壁等の取り合い部に注意をする。取り合い部の防水処理が難しくピンホールがあると雨水が浸入しやすいバルコニー手すり上端部笠木固定部の防水仕様は2008年の統一設計施工基準に規定された。それ以前の住宅では、笠木を脳天釘打ちされているものもあり、注意を要する。55