タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》 の電子ブックです。平成28年発行(ver1.0) 編集・発行 全国建設労働組合総連合

以下、その条件を挙げていきます。1)仕上工事を対象とする工事屋根・外壁の塗替え・シーリングの打替えや内装の張替工事等2)下地工事を必要とする工事(下地+仕上)屋根の葺き替え、外壁の張替え、間取り変更や機能追加等を含む室内の内装工事3)設備機器(窓等を含む)の入替えキッチン・UB・トイレ等の設備機器の入替え工事この各工事で自社が推奨する(使用する)建材を事前に設定し、単位別(m・m2等)の客出単価を設定します。※自社の利益幅は、しっかりと把握しておいてください。同様に自社の工事手間の設定を行います。これも単位別の設定が望ましいでしょう。設備機器やサッシ・ドア等に関しても良く使用する建材を準備します。※設備に関しては、顧客の希望が大きく反映するので変更になることが前提ですが価格帯の把握には、役?ちます。最後に、工事に必要な経費のまとめを行います。屋根や外壁工事に必要な足場の費用や給排水工事・各種申請や撤去や処分等における経費の設定が必要です。この把握と事前準備が顧客の予算把握や工事計画、見積書の作成、提案をスムーズに行うための大事なポイントになります。参考8:ヒアリングの際の仕様と工事金額の提示について提示に際して、金額だけの提示は決してしないでください。基本的に、仕様に基づいて、仕様の説明と効果の説明を行ってください。仕上工事等の場合に使用する建材の種別で変わることも説明が必要です。また、内装工事の場合他の部屋の工事も必要な際は、その説明も必要で、調査の状況によって工事範囲に変更が出来、費用等が変わることも伝えてください。決して、ヒアリングの際に提示した金額が、独り歩きしない様に説明することも大事です。その他、融資や税制優遇に関する情報を活用できる環境も必要です。予算計画の策定において銀行や公庫が、各社のホームページで公開している金利と月々の支払シミュレーションなどを使い、提示した概算をもとにシミュレーションをすることで、お客様の想定予算の規模を把握することが出来る場合もあります。36