タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》

ページ
3/162

このページは 職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》 の電子ブックに掲載されている3ページ目の概要です。

「このページを開く」か「最初のページを開く」で、ぞれぞれのページが開きます。

概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》 の電子ブックです。平成28年発行(ver1.0) 編集・発行 全国建設労働組合総連合

123はじめに2016年現在、国内における住宅ストックは6000万戸を超え、そのうち耐震性を満たさない住宅は約900万戸あるとされています。さらに空き家は、現在の800万戸台から、2033年には2000万戸台へと急増していく予測となっています。こうした現状の中、国は既存の中古住宅をリフォームあるいはリノベーションして地方移住、2地域居住、介護・福祉施設・子育て世代住宅や宿泊施設への転用などの誘導施策を次々と打ち出し、住宅ストックの活用推進を図っています。並行して中古住宅の売買を加速させるために、物件の建物検査とともに購入者の耐震化・エコリフォームなどへの支援策を打ち出し、リフォーム需要拡大の後押しも行なっています。全建総連では、住宅市場の住宅ストック活用に向けた国の施策に対応し、消費者ニーズに的確に応えられる職人・工務店、あるいは専門工事業者の支援の一環として、国土交通省の補助事業である木造住宅施工体制整備事業を活用し、「職人・工務店のためのリフォームマニュアル」としてこれまで「技術編」「計画立案編」を作成し、全国でリフォーム講習会を実施してきました。そして2016年度事業として、本版の「見積もり編」の完成によってリフォームマニュアル3部作の完成となりました。このマニュアルの最大の主眼は、消費者の立場に立った最良のプランニングと提案、そしてわかりやすい見積もり、さらには優れた施工で、消費者に喜んでいただき、後継者の育成も可能な利益の確保ができる請求書を提示して、工事代金を受領することにあります。大手に対抗するための前提としてこのマニュアルを実践して頂くことで、消費者に選ばれ、さらに新しいお客を紹介してもらえる事業者・職人になっていただけるものと確信しています。各県連・組合、既にリフォーム事業を手掛けている・これからリフォーム事業を営む事業者、そしてリフォーム現場に従事する職人のみなさまに、このマニュアルを様々な場面で活用いただければ幸いです。