タイトル:職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》

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概要

職人・工務店のためのリフォームマニュアル《見積り編》 の電子ブックです。平成28年発行(ver1.0) 編集・発行 全国建設労働組合総連合

見積基書本作的成なの考え方4何故、今、業界の焦点がリフォームに集中しているのか?リフォームが、そのメカニズム上必ず発生するものであるなら、今までも同様の推移を示しているはずです。それは、過去のリフォームの実績から見てもはっきりとしています。しかし近年、建築業界では、リフォーム市場に対する対応の重要性が増し、その対応方法に関する検討が行われています。これは、少子高齢化や省エネルギー化等を想定した施策の移行や新築需要の陰りを想定せざるを得ない市場の状況や悪徳リフォーム事業者に代表される消費者被害の増大など最も大きな要因と言えます。しかし、私たちが留意しなければいけないのは、今まで新築を中心に展開していたハウスメーカーや大手ビルダーや地場パワービルダーの多くが、OB顧客への対応の改善を皮切りにリフォーム市場への対応の強化を宣言してその体制を整え対応比率を大幅に上げつつあることです。さらには、顧客集客力のある家電量販店等のリフォーム市場への参入も設備交換の提案から省エネルギー化等の性能向上リフォーム提案へと推移しつつあるのも現状であるということです。【図6.サービス提供イメージ】地域の工務店やリフォーム事業者の多くは、注目度の高いハウスメーカー等との体制の比較や顧客との接点がとりやすい量販店等との比較を受ける事になります。OB顧客への対応が完了(継続)したのちには、一般市場への新たな市場拡大に向けて顧客獲得への動きに出るでしょう。この動きに合わせて、今後益々リフォーム市場が活性化されていく事は想像でき、その対応を進める必要があります。7