タイトル:工務店経営と住宅の維持管理業務から発生するリフォーム提案

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概要

2020年 工務店経営と住宅の維持管理業務から発生するリフォーム提案 研修報告書 の電子ブックです。発行:愛知県建設団体協議会

記載に際しては、各種申請ではなく直接、申請内容に関する記載が必要です。121314維持管理費工事完了後、メンテナンスを含む費用。打合せ段階から提案を行う事で、費用計上が可能となる場合が多くあります。リフォーム工事瑕疵保険保険の対象となるリフォーム工事を実施した工事箇所に万が一後日、欠陥が見つかった場合に、その欠陥を補修するためにかかった費用が支払われます。これも、打合せ段階から提案を行う事で、費用計上が可能となる場合が多くあります。住宅履歴情報蓄積費用履歴情報の蓄積費用。維持管理費とセットで記載するようにします。上記以外にも、計上される項目があると思いますが、基本的に記載した項目に関して、どのような費用か説明を求める消費者が増えています。しかし「諸経費」や「一般管理費」等の費用を顧客に「わかりにくい」とか、「儲け」と勘違いされてしまうと言う理由で、各工事費に経費分も入れてしまい「諸経費」を別に計上しない会社もあります。しかし、当然のことながらその分、各項目の費用が高くなります。また、記載する項目が増えることで割高感を誘うイメージがして一括で諸経費として計上する場合もあるでしょう。その場合も、その内容として表記することが望ましいといえます。なぜなら相見積もりを前提と考えた場合、競合相あてから見て指摘しやすいポイントとなってしまいます。最近の消費者の中では掛かる費用を詳細に記載した事業者の方が受け入れやすくなってきているのも現状です。4)見積書作成の前に消費者の不安の解消見積書の提示を、最終的なプレゼンテーションとして捉えた場合、消費者が持つ不安に対する解決は必須となります。少なくとも、消費者が持つ疑問や不安に対して対応することが前提となります。消費者が抱える不安は代表的なものとして以下のポイントが挙げられます。1事業者に対する不安工事の依頼を行おうとする事業者が、信頼できる事業者かどうかの判断を行います。これは、従来からの付き合いや周囲からの紹介を問わずに、ヒアリング等の交渉過程の中でお客様が判断します。不安を感じている事業者からの提案の場合、有効な提案であっても無意識に警戒心が働くものです。逆に言うと、信頼を受けることが出来ればお客様からの質問など積極的にご対応いただくことも可能になります。2金額に対する不安これは、提示される金額に対するより何故その金額が導き出されたのかが分かりにくい事にあります。消費者の場合、建築に関しての知識が浅く、算出方法や数量の割出、単価の算出の仕方が不透明な場合、理解しにくいものです。相見積もりとなった場合、同じ工事を依頼したはずなのに、会社によって算出されている根拠数値や単価が違うことがより不安を大?51?