タイトル:工務店経営と住宅の維持管理業務から発生するリフォーム提案

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工務店経営と住宅の維持管理業務から発生するリフォーム提案 の41ページ目の概要です。

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概要

2020年 工務店経営と住宅の維持管理業務から発生するリフォーム提案 研修報告書 の電子ブックです。発行:愛知県建設団体協議会

求められることは、個々の企業によって若干の違いはありますが共通して順守し目指すべきものは以下の通りとなります。1)安全かつ安心して住まえる住宅の提供と維持管理(良質な商品の提供)商品としての良質な住宅の提供と共に提供した住宅の品質を守るための維持管理および良質な住宅を提供する為の技術力の向上は常に意識し取組みを行うことが必要になります。2)コンプライアンスの順守各種ハラスメント(セクハラ・パワハラ・モラハラ等)への対応や予防研修の実施顧客の個人情報に直接かかわることに対する守秘義務条項への対応や研修等の各種コンプライアンス順守への対応は、企業活動として必須となっています。3)安全管理の徹底と良質な労働環境の提供と維持労働災害を防ぐための安全管理は、生産業を営む企業として必須条項となります。これは、単純に企業が注意喚起を行うだけではなく、社員教育を実施し、労使一体で対応すべき項目です。4)企業活動を介した地域産業への貢献家づくりには多くの地域産業がかかわります。資材建材の生産者から流通事業者、大工・職人等の地域の住産業のネットワークを通して地域産業ひいては地域社会への貢献に繋がることを目指しましょう。そして各社の所属する個々の社員は、この社会的責任を持つ企業の一員としての自覚を持ち、一人一人が、社会や組織のルールを守り取組を進めることが求められています。3.経営環境を把握する適正な喫業利益を上げ、事業の継続を行うには、経営の舵取りを誤らないようにする必要があります。それには自社の状況(力)・外部環境(市場)・競合他社の状況を常に見て、自社が進む方向性を的確に判断する必要があります。1)自社の状況(力)を判断する、1経営力:資金力、方向性、情報の収集・分析力、経営コスト、後継者2商品力:設計、性能(自社仕様)、施工品質、現場管理3営業力:情報発信、顧客折衝、周辺知識(財務・不動産等)、クロージング、4技術力:新たな技術への対応、大工・職人の確保・育成、工程管理、自社施工能力5顧客管理:顧客情報の把握、維持管理の実施2)外部環境(市場)の分析を行う1公的環境の変化:建築関連法案の改正、住宅関連予算(金融政策)の推?39?