タイトル:工務店経営と住宅の維持管理業務から発生するリフォーム提案

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工務店経営と住宅の維持管理業務から発生するリフォーム提案 の35ページ目の概要です。

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概要

2020年 工務店経営と住宅の維持管理業務から発生するリフォーム提案 研修報告書 の電子ブックです。発行:愛知県建設団体協議会

(6)工務店における技能者評価建設キャリアアップシステムにおいて技能者評価がなされますが、自社の仕様が一様であり同一基準で技能者の雇用が図られればシステムに連動した評価が可能となるかもしれません。しかしながら、施主の要望や設計事務所の案件等々、時には伝統工法から社寺工事まで多種多様の仕事を熟される事業者もあるかと思います。当然、仕事により技能者の求められる能力も異なることからその技能者の評価は難しいものがあると思います。1)技能評価の考え方図2-21技能者評価の作業内容と考え方についてご検討ください。分類作業内容技能ランク能力レベル大工工務店系(建物グレードにより技能ランクも墨付け作業可・不可A・B・C刻み加工可・不可A・B・C建方作業可・不可A・B・C外部造作可・不可A・B・C木造在来工法異なる)内部造作和室洋室可・不可可・不可A・B・CA・B・C地域ビルダー系建方作業可・不可A・B・C(標準仕様により外部造作可・不可A・B・C技術ランクは一和室可・不可A・B・C内部造作定)洋室可・不可A・B・C2×42×4・ログ系組立工・フレーマー可・不可A・B・Cプレハブ系非木造内部造作可・不可A・B・Cマンション系内部造作可・不可A・B・C社寺等木造在来工法同様可・不可A・B・C非住宅店舗系内部造作可・不可A・B・C事務所等内装系内部造作可・不可A・B・C項目について、各社の仕様で「求めるのか」、「求めないのか」またその能力レベルでの評価が必要かもしれません。他にもPB貼専門技能者や建方のみを受けるフレーマーなど分業化が進む中、リフォームにおいては、建具工や内装工また、板金工を兼務するなどの多能工型の技能者も見えるかと思います。各社の工事内容に合わせた技能者のあり方に伴う評価基準があってもいいのではないでしょうか。図2-22工務店の評価基準(例)仕事の内容グレード作業内容仕事の良し悪し(技能・生産性)良い・早い普通・普通悪い・遅い和室造作等レベル4レベル3レベル3一般化粧造作レベル4レベル3レベル2大壁造作レベル3レベル2レベル1その他にも自社評価考査により評価を行っている例として次のような取り組みをしている事例があります。?33?