タイトル:工務店経営と住宅の維持管理業務から発生するリフォーム提案

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工務店経営と住宅の維持管理業務から発生するリフォーム提案 の21ページ目の概要です。

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概要

2020年 工務店経営と住宅の維持管理業務から発生するリフォーム提案 研修報告書 の電子ブックです。発行:愛知県建設団体協議会

8000万円の売り上げ目標とした場合、何%の利益が必要か?80,000,000×15%=12,000,000NG(-4,530,000円赤字)80,000,000×20%=16,000,000NG(-530,000円赤字)80,000,000×22%=16,890,000OK(360,000円利益)※粗利額とは、売上額(工事金額)から仕入額(工事原価)を引いた差額(利益)のこと。80,000,000円(工事原価)×1.25(掛率)=80,000,000円(売上金額)64,000,000円(売上金額)×1.20(掛率)=76,800,000円(工事原価)差額-3,200,000円80,000,000円(売上金額)×0.80(掛率)=64,000,000円(工事原価)の違いを間違わないように。(3)公共設計労務単価公共設計労務単価は、公共工事において用いられる労務単価基準です。民間工事とは異なりますが、一つに基準となる単価となります。ここでは、公共設計労務単価の考え方について説明します。1)公共設計労務単価の構成公共設計労務単価は、次の1~4で構成されます。1 2 3 4公共設計労務単価=基本給与相当額+基準内手当+臨時の給与+実物給与所定労働時間内8時間当たり所定労働日数1日当たり2)公共工事設計労務単価に含まれない賃金、手当、経費1時間外、休日及び深夜の労働についての割増賃金2各職種の通常の作業条件又は作業内容を超えた労働に対する手当3現場管理費(法定福利費(事業主負担分)、研修訓練等に要する費用等)及び一般管理費等の諸経費例えば交通誘導警備員A、Bの単価については、警備会社に必要な諸経費(現場管理費及び一般管理費等)は含まれない。3)留意事項公共工事設計労務単価に含まれる範囲は(1)のとおりであり(2)に示すものは踏むまれ無いこと(法定福利費(事業主負担分)、研修訓練等に要する費用等は、積算上、現場管理費に含まれている。)(4)生産性の向上1)稼働日数現場管理者及び技能者にいかに生産性の向上についての意識を持たせたれるかが大きな課題です。現状の大工・工務店の年間の通常での稼働日数は、365日/年-≒68日(祝日+日曜)-10日(盆暮れ正月+GW)=287日前後と考えます。(特に有給休暇も無し、用事があれば休む)※本当に287日稼働していますか??19?