タイトル:リフォームに関するクレームの実態 -心構えと対処法-

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概要

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ヒューマンエラーの予防1.ヒューマンエラーの種類と要因1ヒューマンエラーの種類と要因ミスや事故が生じないよう準備していても、意図せずに起きるヒューマンエラーをなくすことはできません。しかし、ヒューマンエラーが起きやすい要因や状況の蓄積がありますので、起きにくくしたり、もし起きても重大な事故が生じないよう対策をすることは可能です。ヒューマンエラーがなぜ起きるのかというと、個人の性格や健康状態、作業環境の状態からの影響が関係して生じています。2人的要因「心配性で熟慮する人」によるヒューマンエラーは少なく、「活動的、衝動的な人」ほど多いといわれています。さらに、「故意に危険性を無視するタイプ」「うっかり意図せずにミスをするタイプ」で次のような傾向が考えられます。タイプ故意に危険を無視するうっかりミスをする傾向・腕や技能に自信がある、ベテラン・リスクやルールを過小評価する・手順の省略をする・以前、ルール破りによる事故や災害を起こした・忘れ物、記憶違い、憶測判断が多い・規則を知らなかったり、理解が浅い・考え事(家族問題、借金問題)がある場合・以前、うっかりミスによる事故や災害を起こした3生理的要因一般に、人間が集中して作業できる時間は限られており、午前午後の時間帯によっても、集中力に差があることが知られています。難しい作業を行う時間帯は午前中としたり、確認動作を入れ注意力をあげることが、事故やミス防止に有効です。状態集中力低下集中力上昇傾向・起床直後、昼食後(13~15時)、夜間は集中力が低下する。・疲労状態、パニック状態では通常の90%以下の集中力となる。・アルコール、疾病、加齢も影響する。・起床後4時間、夕方(16時前後)は集中力が上昇する。・リラックス~やや緊張した状態で集中力が上昇する。90