タイトル:リフォームに関するクレームの実態 -心構えと対処法-

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概要

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3.外壁通気層の有無万が一水が浸入した場合も、外壁等に水分や湿気を排出する通気構法があるかどうかで、構造材等の劣化にかかるリスクが異なります。外壁等の通気構法が記載されたのは、木造工事標準仕様書では1991年から、住宅瑕疵担保保険の設計基準では2008~2009年以降となっています。いずれも、当初は窯業系サイディングなどの乾式仕上げを対象にしており、モルタルの通気構法に関しては、2013年に日本建築仕上材工業会から施工要領書案が作成されています。このため、1991年以前の住宅や、モルタル仕上の住宅に関しては、通気構法がとられていない可能性があるため、雨水の侵入や内部結露の発生の兆候については、特に注意が必要であると考えられます。58