タイトル:リフォームに関するクレームの実態 -心構えと対処法-

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概要

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フローリング材の注意点1.改修目的や現況にあった仕上げ材の選択をするフローリング材の張替えは要望の多い工事内容です。リフォームで採用される主な工法は次の通りです。解体の有無工法概要戸建共同仕上材を解体する既存仕上げに重ね張りする捨張工法捨張材(合板、パーティクルボード)の上に糊と釘で留める。既存フローリングを捨張材とし〇〇てリフォームする場合もある。直貼工法コンクリートの上に接着する〇根太工法根太に施工する。〇〇上貼工法既存フローリングの上に置敷きしたり、テープで留める工法。〇〇1フローリング表面のキズや痛みのためリフォームする場合施工後の不陸に対するクレーム事例が生じていましたが、材料の採用に当たっては、下地のチェックや施工条件の確認を忘れないようにします。既存仕上が無垢材の場合、キズや汚れなどが生じても再度サンダー等で削り、新しい表面にすることもできます。上貼り工法用のフローリング材は、既存下地が捨張り工法の複合フローリング材以外には施工できない場合がほとんどです。工法自体を変更する場合、上貼り工法では1.5mm~6mm厚みが増し、二重床工法では少なくとも80mm以上の高さが必要になりますので、内部建具やサッシの取り合い、天井高さの確保に注意します。また、特にマンションの場合は、必要な遮音性能が確保できる工法や納まりとできるかについても確認します。(p.64参照)48