タイトル:リフォームに関するクレームの実態 -心構えと対処法-

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概要

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3躯体や下地におよぶ不陸の調整方法下地材に原因がある床の傾き・変形・床鳴りの補修は、仕上げを撤去し、新築工事に準じる工事となります。RC造やS造などは、「公共建築改修工事標準仕様書建築工事編」(国土交通省大臣官房官庁営繕部)、木造の場合は「公共建築木造工事標準仕様書」、「木造住宅工事仕様書」((独)住宅金融支援機構)に標準的な下地設置方法が記載されています。また、下地材や躯体の強度設計の不良や腐朽などで劣化している場合の補強方法は、住宅紛争処理支援センターの「住宅紛争処理技術関連資料集」補修方法・工事費用編に記載されています。(参考)住宅紛争処理技術関連資料集木造(在来軸組工法)の補修方法の例・梁の補強(柱、溝形鋼、H形鋼、添え梁による)・交換(束、梁、土台、根太)床の傾斜・梁と柱の仕口部分の補強(添え柱、受金物による)・根太のレベル調整、補修(土台、大引、根太等)第2章実際のクレームと対処法内壁の傾斜・下地材、仕上材の取替え(内壁部)4注意点マンション規約で遮音性能の取り決めがある場合、防火上主要な間仕切りや防火区画の場合は性能の確保が求められますので、既存下地をすべて撤去してやり直すなどの措置が必要な場合もあります。(p.44参照)47