タイトル:リフォームに関するクレームの実態 -心構えと対処法-

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概要

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3-1契約内容が不明確なことに起因するクレーム契約内容が不明確なことに起因するクレームは合計8件でリフォームに関連するクレームの6%です。施主と元請の契約に関して、「口約束のリフォームでトラブルが生じた事例」が4件、「引渡し後の補修対応がトラブルとなった事例」が2件、「元請と下請けの契約トラブルの事例」が2件でした。クレーム事例より工事請負契約1契約書がない口約束のリフォームでトラブルが生じた事例・マンションの水漏れの保険工事で、保険対象外のトイレのリフォームについて、事前に確認してから注文したが、施工会社が勝手に行ったとクレームがついた。・契約書がない口約束の戸建住宅のリフォームで、予算内の工事だけでは雨漏りが止められないと施主に事前説明したが、やはり雨漏りが生じクレームとなった。第2章実際のクレームと対処法2引渡し後の補修対応がトラブルとなった事例・施主の立会い確認後、工事完了確認書を作成し引渡したが、一か月後に汚れのクレームが入った。・元請が引き渡し後、クレームを受けるたび、施工ミスではなく日常メンテナンスの範囲の修理を、頻繁に無償で下請に出す。3元請と下請の契約トラブルの事例・元請が下請に、施主からのクレームが入った場合に工事費を減額するペナルティを設けたり、工期を急かしたり、材料も手間もダウングレードするよう求めた。・リフォーム工事の途中で、下請から中間金の振込みがなかったので工事をやめると連絡され、工事を破棄された。?1~3を「工事請負契約」で解説27