タイトル:リフォームに関するクレームの実態 -心構えと対処法-

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概要

リフォームに関するクレームの実態 -心構えと対処法- の電子ブックです。

6.工事中における注意点工事中においてもトラブルやクレームの要因となる注意点がいくつかあります。ここでは特に注意をしたいポイントをあげます。1工事中の会話・指示・注意に気を付けるリフォーム工事は、お客様が生活している環境の中で行う場合が多々あります。つまり、工事現場にお客様がいらっしゃることを意識した上での注意が必要になります。このような中で仕上を外した際に「あら~?」とか「なんて工事をしているのか」等お客様が不安になるような言葉や補助者に対して大きな声でしかりつける等の行為は控えてください。2工事中の記録を必ず写真で残すリフォーム工事を行う場合は、状況に応じて多岐に渡る対応が必要となります。工事前と完成後の写真を残される方は多数いらっしゃいますが、工事中の写真を残すようにしましょう。何故なら、完成後は下地工事の状況は仕上を外さなければ状況が分からなくなってしまいます。これは、リフォーム工事の見える化を行うとともに、工事を行った記録として残り工務店のリスク回避の資料として必要になります。「仕上表は、仕様計画書であって工事記録が仕上げ表に代替する」と言われた方もいらっしゃいます。3工事中の計画変更は必ず記録と承認印を受けるリフォーム工事を行っていく中で、「資材の手配が間に合わない」や「お客様による仕様の変更依頼」等によって工事内容が変わる場合があります。こういった場合は、必ず変更内容を記載してお客様に承認のサインや承認印をもらいます。大工さんだけが現場にいる場合は、出来る事なら営業担当者に連絡を入れ内容を説明しお客様の承認をもらってください。その際は、簡単なメモで結構ですが必ず後日書類にしてお客様の承認印をもらうことが必要です。特に費用が掛かる場合はこの承認を受けるかどうかが後日の回収に大きな影響を及ぼします。10