タイトル:2019年 既存建物の現況検査手順

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概要

2019年 既存建物の現況検査手順 の電子ブックです。

バルコニー3-1防水層のトップコート防水層のトップコートが対象です。FRPでは、ガラス繊維の防水層の上に、中塗り(防水用ポリエステル樹脂)・上塗り(不飽和ポリエステル樹脂仕上げ材、合成樹脂塗料系仕上げ材)が施工されます。1.劣化事象の判断基準次の事象を確認した場合に、チェックシートの記号を丸で囲みます。aひび網目状にひびが入っている状態です。bガラス繊維露出FRP防水のトップコートが薄くなり、ガラス繊維が見えている状態です。c塗装のはがれ皮がめくれるように塗膜の層がはがれている状態です。dチョーキング(手に粉が付く)表面が粉状になることをチョーキング現象といいます。手でこすり、粉化した顔料の付着から劣化の度合いを診断します。c.塗膜のはがれFRP防水のトップコートが剥離し防水層のガラス繊維が露出している。施工時に、中塗り層と上塗り層の塗装の塗装間隔が空きすぎたり、雨などの水分にあたり、適切な表面処理が行われなかった場合に発生しやすい。(建築研究資料№145号、330頁より転載)―46―