タイトル:2019年 既存建物の現況検査手順

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2019年 既存建物の現況検査手順 の28ページ目の概要です。

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概要

2019年 既存建物の現況検査手順 の電子ブックです。

外壁2-1-1モルタルの基材モルタルの基材を対象とします。1.劣化事象の判断基準次の事象を確認した場合に、チェックシートの記号を丸で囲みます。aひび幅0.3 mm以上のひびを対象とします。b浮き・はらみモルタルの内部や、下地等との界面に隙間が生じた状態で打診用ハンマーで叩くと打撃音が変化する状態です。浮きが進行し外壁が盛り上がっていたり、膨らんで見える状態を「はらみ」といいます。cはがれ・欠けひび割れや浮き・はらみが進行してモルタルはがれ落ちていたり、出隅や換気口跡などのモルタルが欠けている状態です。dエフロレッセンス(白華現象)モルタル中の成分が白いアクとなって流れ出て表面に沈着している状態です。記号dとあわせて、あてはまる枝番を丸で囲みます。[d1]うすい:施工直後に発生し、白いアクの流出の色が薄い、水洗いで落ちる。[d2]濃い:白いアクの流出の色が濃く、通常の水洗いで落ちない。a.ひびb.浮き・はらみ築4年。軽量モルタルの下塗りと上塗りの間に層間?離が生じていた。ふくれを除去し再施工した。c.はがれ・欠け欠けの生じた塗り壁。d.エフロレッセンス(白華現象)施工直後に降雨により生じた左官材の表面に浮き出たもの(資料提供:設計事務所アーキプレイス)―24―