タイトル:2019年 既存建物の現況検査手順

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概要

2019年 既存建物の現況検査手順 の電子ブックです。

屋根2-2金属屋根の基材(イ)ガルバリウム鋼板などの金属屋根の基材を対象とします。(ロ)谷板、雨押さえ等の基材を対象とします。1.劣化事象の判断基準次の事象を確認した場合に、チェックシートの記号を丸で囲みます。aへこみ台風などの強風により小石が飛来するなど、外的な要因により、金属屋根にへこみが生じている状態です。b外れはぜが緩んで浮いている、強風などで浮いた部分の留付けが外れた状態です。cサビ金属がむき出しになった部分が赤くさびている、ガルバリウム鋼板の場合、白い斑点が浮いている状態です。もらいさび、金属や木材と接触腐食が生じている場合もあります。[c1]表面:穴あきのない発錆です。[c2]穴あき:金属が腐食して穴が開いている状態です。a.へこみ屋根のへこみ。b.外れ風などによりめくれた屋根木材接触部におけるガリバリウム鋼板製屋根面の腐食例(8年経過)c.サビガルバリウム鋼板が木材、ステンレス雪止めや銅線に、雨や積雪で長期間水濡れした状態で接触することで、早期にさびが生じる場合がある。水が滞留しやすい緩勾配の屋根や、塩害地域はさらに注意が必要となる。―12―