タイトル:現況検査手順書

ページ
54/104

このページは 現況検査手順書 の電子ブックに掲載されている54ページ目の概要です。

「このページを開く」か「最初のページを開く」で、ぞれぞれのページが開きます。

概要

現況検査手順書 の電子ブックです。平成30年2月発行 編集・発行 循環型住宅ビジネスモデル協議会

2-1壁の仕上塗装1.劣化事象の判断基準次の事象を確認した場合に、チェックシートの記号を丸で囲みます。a経年汚れ静電気や油分による汚れやひっかき傷などがある状態です。b浮き・ふくれ塗装が下地から離れ、丸いこぶやかさぶたのように他の面より盛り上がっている状態です。c塗膜のはがれ皮がめくれるように塗膜の層がはがれている状態です。dチョーキング(手に粉が付く)表面が粉状になることをチョーキング現象といいます。太陽光が当たる面に起きやすい現象です。手でこすり、粉化した顔料の付着から劣化の度合いを診断します。記号とあわせて、あてはまる枝番を丸で囲みます。[d1]うすい:うっすら手に粉状の物が白く付着します。[d2]濃い:劣化が進行し、粉状の物が手に真っ白く付着します。2.補修の判断基準~5築年数~10~15~20~25~30補修の判断基準a~c共通○再塗装5年内築5年以内、もしくは再塗装後5年以内の場合、部分補修の希望をたずねます。○再塗装10年超築10年前後、もしくは再塗装から10年前後の場合、塗替えを提案します。○○築約25年以上の場合、今後の住宅の活用期間の予定に応じて、改修を提案します。dチョーキング○再塗装5年内[d1]塗替え時期に合わせた塗替えを提案します。○再塗装10年超[d2]塗膜の成分の分解が進んでいるため塗替えを提案します。○○住宅の活用期間により、改修を提案します。3.検査方法内装の現況検査は、室内から目視で行います。高所で確認しづらい箇所は、脚立にのぼり確認します。―52―