タイトル:現況検査手順書

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概要

現況検査手順書 の電子ブックです。平成30年2月発行 編集・発行 循環型住宅ビジネスモデル協議会

部位1981~1990~20002001~調査内容/改修方法/注意事項1浴室等□□□在来型浴室の場合は、軸組に何らかの不具合が出ていることが多いので、できれば仕上げを解体し土台廻り等について調査を行いたい。2床下・小屋裏換気口【改修方法】・ユニットバスに入替え、軸組の不具合部分及び断熱の改修を行う。【注意事項】・在来浴室の場合、浴室廻りの軸組に腐朽が見られることが多い。・浴室廻りがブロック基礎の場合は、ブロックを撤去しUBに入れ替える。□□□床下・小屋裏の乾燥状態を確認する。※床下の空気の流れを、線香の煙等で滞留や時間を計測する。※床下の木部の乾燥状態を触診する。※含水率計による測定で含水率25~35%の場合、水分が過剰。【改修方法】・床下換気口は、建築基準法施工令第22条(5m以内ごとに300cm2)、品確法に基づく場合は(4m以内ごとに300cm2、または1mあたり75m2)の換気量を満たす。床下部での風の流れを考慮する。確認項目Ⅲ耐久性能・必要に応じて、品確法の算定方法により、小屋裏の必要換気量を確保する換気口を設置する。【注意事項】・床下換気口は防虫・防鼠材を含めて有効換気量を確保する。・床下空間を室内とみなす基礎断熱の場合は、床下換気口は不要である。・小屋裏空間を室内とみなす屋根断熱の場合は、小屋裏換気口は不要である。3床下の防湿□□□基礎高は測定のみとして、床下の防湿の状態を確認する。【改修方法】・基礎高は変更が困難なため、防湿フィルムに欠損があれば再施工する。【注意事項】・防湿フィルムの施工後の設備配管等による欠損が多いので注意する。・防湿に関しては、敷地の特性についても考慮する。・基礎の高さについては、40cmより低い場合は、土台の腐朽に注意する。4防腐・防蟻□□□床下・小屋裏の木部を目視・触診で調査する。基礎まわりの蟻道の有無を確認する。【改修方法】・著しい腐朽・蟻害がある材を交換する。【注意事項】・漏水その他の原因による腐朽は、原因についても対策を講じる。・断熱が不十分な場合に起こり得る、水廻りや北側外壁の結露による腐朽・蟻害に注意する。概要-15―19―