タイトル:地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編

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概要

地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編。平成28年3月 一般社団法人 木を活かす建築推進協議会

グループの特徴的な取組・PRポイント十津川村は全面積の96%を森林が占め、うち51%がスギやヒノキを中心とした人工林となっている。これら人工林のうち、80%以上が建築用材に適した7齢級以上となっているが、森林基盤の未発達、急峻な地形によるコストの増加に加え、長期的な木材価格の低迷のため、木材の搬出利用が困難になっている。そのため、放置されて手入れの遅れた森林も少なからず存在する。しかしながら、十津川村産材はその寒冷な気候から、目の詰まった高い強度特性を有しており、高齢級の大径木も多く、梁や桁の使用に適している。これらの特性を活かし、無垢材をふんだんに使用した住宅づくりを行う。十津川村産材の流通拡大のため、林業の六次産業化を促進し、原木供給者であり、製材所も併設している十津川村森林組合と、需要者である工務店のネットワークが直接結びつき、確実な需要に結びつける。現在会員の工務店に加え、「十津川村に活気を呼び、十津川の森を元気にする」という趣旨に賛同してもらえる工務店を積極的に募集し、規模の拡大を図っていく。十津川郷土の家ネットワークの取り組みを成功させることにより、「十津川村」あるいは「十津川村産材」のブランド力を一定まで引き上げ、さらなる需要拡大を目指す。補助対象住宅の建設事例(写真)外観内観073