タイトル:地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編

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概要

地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編。平成28年3月 一般社団法人 木を活かす建築推進協議会

グループの特徴的な取組・PRポイント共通ルール「品質確認材採用と構造計算実施」を深化させ、住宅への地域材活用の機会と多様性を確保。・建設事例で示す住宅は、地域材をJAS機械等級区分製材企画にて採用し、許容応力度計算を実施している。・JAS機械等級区分構造用製材認定は、当該グループの取り組みにおいて、地域材供給者が新たに取得した。・JAS材の安定供給を図るため、木材乾燥を始めとする製造技術開発に取り組み、歩留向上と経済性確保。・JAS機械等級区分規格材と許容応力度計算の組み合わせにより性能確保手法が拡大。・上記例として、公的試験場にて実施した各種性能実証実験の公的データが個別案件への採用を可能にする。・建設事例においては公的データを活用し、金物工法用の接合金物と、杉無垢板による水平構面確保を行った・本来は集成材でのみ採用される接合金物の杉製材での接合耐力試験を行い。個別案件で採用。・一般的に合板で確保する床倍率を、杉無垢板でせん断試験を行い、データを構造計算にて反映。・結果的に、集成材・合板を採用せずとも明確な根拠に基づく耐震性能を確保し、長期優良住宅認定に適合。・これら公的データは構造躯体がJAS制度で品質保証されているが故に、計算により採用が可能になった。・これまで耐震等級2以上の確保が困難とされていた自然素材住宅の長期優良住宅認定を実現。・当方は、地域材活用の長期優良住宅普及に対して、根幹部分の性能確保に、部材や工法の開発から取り組んできた。今後もその取り組みを発展・展開し、住宅分野に留まらず。地域材活用の木構造普及促進に努める。・これらの取り組みは、木材産地の林業・木材産業から流通・工務店・建築家及び施主に至るまでが、一気通貫の体制において、意義と情報を共有できたからこそ実現できた当グループの最大の特徴であると自負する。構造躯体以外の地域材活用への取り組み・建設事例は、内外装から室内建具・階段・造作に至るまで、地域材活用の商品化を施して採用。・特に外装用木製サイディングはサーモ処理を施した上、個別認定活用で、市街地:準防火地域にて採用。・内装用建具は、素材からJAS構造用製材を採取した後の端材から用材を選別して、建具を専門とする建材メーカに持ち込みOEMにて製作した、今後の一般的供給が可能な地域材活用建材製品である。補助対象住宅の建設事例(写真)外壁:熊本県産杉板サーモ処理材床:熊本県産杉板材30mm建具:熊本県産杉材使用無垢建具外観内観037