タイトル:地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編

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概要

地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編。平成28年3月 一般社団法人 木を活かす建築推進協議会

グループの特徴的な取組・PRポイント【お客様とのコミュニケーション】当団体は、お客様との意思疎通、満足度の高い住宅を重要視し、築後の長期の維持管理のサポートを含め、住宅建築のプロセスをお客様に実感して頂き住宅を長期に維持管理して使っていくことを目的に、住まいひょうか君「お客様新築打合せコード」を開発し、皆さまにご利用いただきました。さらに26年度は、バージョンアップし維持管理の説明を明確化する項目を追加した。30年後以上の維持管理が住宅所有者が主導で維持管理が出来るよう今後もバージョンをアップを重ねていきたい。【長期の維持管理に関する取り組み】住宅履歴の情報サービス機関は実績が10年以上あるNPO法人住宅長期保証支援センター(以下情報サービス機関という)とし、「いえかるて」の蓄積保存・活用を義務化した。これにより工務店倒産・廃業時、10年の瑕疵保険が切れた場合、顧客側の都合で工務店との縁が切れた場合等にも、住宅所有者への維持管理の情報提供や点検案内・維持管理の啓発等が長期で可能になる。しかし理想は施工業者が長く維持管理し、メンテナンスの重要さをうまく消費者に説明・啓発する取組が必要である為、情報サービス機関のノウハウの提供で「住宅の点検、維持管理することにより今後の潜在的なリフォーム顧客となるメリット」を紹介しながら良好な関係を維持できるよう事業者向けセミナーを実施する。・維持管理計画書を作成し点検後には、入力した住まい点検チェック表(当協議会作成)を情報サービス機関のWEBに履歴情報として保存する。・情報サービス機関から点検時期お知らせ葉書を築後半年、1年、2年、5年、10年、以降5年毎、30年以上最長75年まで住宅所有者へ送付する。・施工事業者は1「住宅履歴情報蓄積・活用推進協議会発行の共通ID」のある住宅履歴情報を保存し、2引渡時に住宅所有者へ渡す「住まいの管理手帳」を使って、所有者に住まいの維持管理:住宅点検や住宅の手入れの重要さや所有者自身が出来る維持保全を説明し、3所有者が情報サービス機関のWEBへ簡単なDIYも自分で履歴情報をアップ出来ることを説明する。【会員相互の構造現場勉強会】【和の住まい勉強会、シンポジウム参加】現場での顔を合わせた会員同志で技術力や建材情報の共有化図る。補助対象住宅の建設事例(写真)輝建設㈱U邸:吉野郡天川村産の吉野材原木を手刻みで構造材、二次部材100%使用。外壁の杉板張りとゆったりとしたウッドデッキは前面にある庭とマッチし、自然と子供達の遊ぶ場所になっています。天然乾燥の吉野杉の梁とフローリングから放たれるにおいは目をつぶると森の中にいるような気持ちにさせます。外観内観035