タイトル:地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編

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概要

地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編。平成28年3月 一般社団法人 木を活かす建築推進協議会

グループの特徴的な取組・PRポイント滋賀県は、気候風土としては琵琶湖と、琵琶湖を取り囲む平地や山々とで構成され、県域は琵琶湖集水域とほぼ一致し、琵琶湖の水質をはじめとする環境の保全に関する意識が高く環境先進県と言われている。近江商人発祥の地、滋賀には、売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、さらに商いを通じて地域社会の発展や福利の増進に貢献する「三方よし」の精神が根付いている。地域材は県土の約50%が森林で、伐期を迎えたスギ、ヒノキの人工林が豊富にある。そういった中で本グループが目指す地域型住宅は、滋賀県が提唱する「滋賀らしい環境こだわり住宅」に基づく住宅、具体的には県産材の活用と、設計者、施工者、木材関係者の協働による住まいづくりである。地域から算出される木材を利用し、地域の住宅生産者が作る住宅はもとより長期優良な住宅が多く、設計者や施工者、木材関係者が協力することにより、新しい制度である長期優良住宅にも十分対応できる体制が組めている。本グループは「滋賀らしい環境こだわり住宅」を各地域で実践している8つの地域グループが一堂に集まって組織化されている。補助対象住宅の建設事例(写真)周辺景観を損なわない自然な外観外観2階リビングにより、大きな空間を確保。1階に個室があるため壁も多く、耐震的にも有効である。内観015