タイトル:地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編

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概要

地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編。平成28年3月 一般社団法人 木を活かす建築推進協議会

地域型住宅の名称さがの木の家所在地佐賀県グループの名称さがの木の家研究会グループ番号04-0406-0445代表者所属先株式会社ジョージホーム業種施工事務局事業者名福井木材株式会社業種建材(木材)流通構成員主要供給地域Ⅰ原木供給6社Ⅴ設計12社Ⅱ製材・集成材製造・合板製造7社Ⅵ施工24社Ⅲ建材(木材)流通7社Ⅶその他5社Ⅳプレカット加工3社佐賀県、福岡県、長崎県使用地域材佐賀県産材、大分県産材、佐伯材共通ルール【地域型住宅「さがの木の家」の共通ルール】佐賀県は、夏は九州でも最も暑い地域の一つであり、日照時間が長く太陽光発電の普及率が全国NO.1、さらには南部地域では軟弱地盤が多い。このため以下を共通ルールとした。(必須ルール)1窓はすべてLowEガラスとするなど、日射対策と、パッシブを活用した夏の日差しに配慮する。2地盤改良時を除き幅150mmのベタ基礎を標準とするなど、軟弱地盤でも基礎はしっかり作る。3内装の一部に地場産の陶磁器製品や和紙を使用するなど、地元の伝統産業や職人技術を活かす。4構造材や内装材に地域材を採用し、木の良さを魅せた設計とする。具体的には、梁・桁は「佐伯材(合法木材)」を基本に、耐力不足の懸念がある場合には集成材も可とする。土台は合法木材(佐賀県産材または大分県産材)を使用する。また柱材は、「佐賀県産認証乾燥木材」、佐賀県産材(合法木材)」、「佐伯材(合法木材)のいずれかを使用し、間柱は合法木材(佐賀県産材または佐伯材」のいずれかとする。構造材と間柱の地域材については延べ面積に応じて設定した数量以上を、また内装材についても10m2以上の地域材を、それぞれ使用する。5省エネ技術講習の受講修了者による監理または設計とする。6瓦屋根、0.6m以上の軒、漆喰壁などを採用し、「和の住まい」の良さを広げる。7工務店の倒産等による被害防止のため、完成保証をつけるか、前受金は50%以下とする。(任意ルール)8維持管理計画書を作成し、「いえもり・かるて」に蓄積する。9指定期間における定期点検を実施する。10住まい手に対する「住まいの管理手帳」内容を説明する。158