タイトル:地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編

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概要

地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編。平成28年3月 一般社団法人 木を活かす建築推進協議会

グループの特徴的な取組・PRポイント綾部市の北部舞鶴市との境に位置する「和紙の秘境」と称される黒谷和紙。数少ない純粋手漉き和紙産地として世界的に著名。鬼退治の伝説で名高い大江山周辺に栽培される良質の楮(こうぞ)を原料とした丹後和紙とともに京都府無形文化財に認定されている。打ち水され、しっとり濡れた石畳に連なる町屋。そして軒先にはすだれ京都の夏光景である。京都の夏は暑い。6月1日になると町屋の建具や敷物も衣替えを行い、夏のしつらえに姿を変える。畳にはあじろが敷かれ、ふすまは座敷すだれに、軒先には外掛けすだれをつるす。自然との共生で育まれた「京すだれ」は今も続く京町屋の夏の暮らしには欠かせない。よって下記を共通ルールとする。●地域経済への貢献と特産品のPR活動を目的として「和紙」の採用を義務化●キッチン・バスに節水型機器及び雨水タンクを義務付けることで節電・省エネ機能を持たせた自然共生住宅補助対象住宅の建設事例(写真)外観は近隣の景観に配慮し、漆喰と板張りの意匠とした。外観構造材には地域材である吉野杉・桧を化粧あらわしで使用し、内装材にも地域材をふんだんに利用した。内観009