タイトル:地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編

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概要

地域型木造住宅取組事例集 西ブロック編。平成28年3月 一般社団法人 木を活かす建築推進協議会

グループの特徴的な取組・PRポイント我々のグループは「地域型住宅ブランド化事業」のために結成されたものではなく、地域の建築関連業者が連携して住宅を造っていこうという目的で、たまたま補助金事業と同じ年度に発足した。商工会活動の中から派生して組織されたもので、建築関連業者以外にも住宅登記に関わる司法書士事務所や保険代理店、住宅ローンの窓口である農協の金融部等が入っている。当初は地域の工務店・電気や水道、各種専門業者を中心に組織されたが、当事業の材料供給関係の業者が登録上必要となり、賛助会員として組織に入っている。中山間地域であるため顧客の絶対量が足りず、人口減少も加速しているため、市役所住宅政策課と連携して定住促進事業を行っている。また市からは顧客に対して、地元建築業者で施工する物件に対する補助金制度もある。市役所の開発した住宅団地の販売の手伝いや、市の遊休地を払い下げてもらい、独自のブランド住宅専用団地を開発し、注文建築をセットにして販売している。上記事業を行うため組合で宅建業者の登録をしている。顧客に対する技術面の担保として、組合内で施工業者以外のメンバーによる審査制度を設けている。設計審査・中間検査・完了検査を2名の1級建築士によって実施している。地元における施工が大部分を占めるため、元請業者・下請け専門工事業者のアフターサービス体制を構築している。補助対象住宅の建設事例(写真)周辺には入母屋の伝統工法の家屋が多くある中で、外壁を真壁とせず大壁とし、断熱性の向上に趣をおき省エネを目指した。玄関からホール、廊下にかけて真壁のひのき造りで和風のイメージを重視した。外観内観105