タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編

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概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ現場編施主の印象構造的なことに関してはよくわからないのでお任せ。その結果安易に壁や柱を撤去し、耐震性が不足したことを知らずにリフォームが完了し、大地震ではない震度(5強や6弱)で倒壊してしまうと責任を問われる可能性もある。耐力要素が既存の状況より減ると思われる計画の場合は、設計者や監理者に注意喚起をし、再考を促したり、自社で構造の安全性を確認したりすることが必要です。構造耐力に係る施工を行う場合は、接合部の補強と水平構面、鉛直構面の接続状況を確認しましょう。不足を感じたら設計と相談し補強を策定するなど後々問題にならないような構造形態を確保できるよう構造の基本を押さえましょう。防火・準防火地域での注意点工事対象の住宅が新築された時期に指定はなくても、数十年を経て市街化が進み、準防火地域が広げられて規制強化された地域では、リフォームを行う際、延焼の恐れのある範囲に含まれる外壁や窓、軒裏について、防火構造や防火設備に交換する必要が生じます。建物自体は既存不適格建築物になりますが、防火系の法律に関しては、その緩和の対象項目ではありませんので、現行基準が適用されます。工事が完了してしまったとしても基準適合を求められることがありますので、建物が属する地域・地区を確認しましょう。防火性能が高い建材は一般のものよりコストがかかりますので、予算に影響する点にも注意が必要です。47