タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編

ページ
35/72

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編 の35ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 現場編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ現場編16打ち合わせや指摘の内容を忘れないようにメモしよう施主の要望はこまごまとしたところまで及ぶことがあります。それを聞く際に、記憶だけに頼ると、少し時間がたった時に、何かを言われたけれど何であったかが思い出せず、次回聞こうと思いつつもさらに忘れてしまうといったことがあるのではないでしょうか。現場での立ち話や電話などの口頭で約束が、忙しさのあまり頭から抜け落ちてしまったり、思い込みで間違えてしまったりしてトラブルになることがあります。民法上、口頭での約束であっても契約行為としてとらえられますので、施主をがっかりさせないためにも備忘の方法を確立しておきましょう。これは、施主側でも同じで、言ったことを忘れてしまったり、勘違いをしたりして、要望通りに変更をしたのに、こうではなかったはずだと言われることもあります。これらの行き違いをなくすため、スマホのボイスメモや文字のメモ、現場で立ち会っての口頭の約束であれば、当該箇所の写真を撮り、その写真にメモ書きをする機能などを使用して、自分で忘れないようにして、施主にもその内容を送って認識と記憶を共有できるようにしてみましょう。施主の印象口頭ではあるものの依頼をしたのに変更されていない。忘れられた。その結果こちらの要望を聞いてくれないとか、頼んでも忘れてしまう頼りない現場監督という印象になる。スマホにはいろいろな機能があるので、紙とペンがなくてもメモや記録ができます。そしてその記録を忘れずに施主や関係者に伝えるようにしましょう。後からまとめようとすると時間がとれないこともあるので、できるだけその場で対応しましょう。確認を繰り返しても確認しすぎるということはありません。35