タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編

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リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の86ページ目の概要です。

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概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

第5章専有部分のリフォームを中心に(マンション)3マンション内の配線で、縦に並んでいる住戸を上から下まで1本の親配線でつなぐテレビ配線が行われている場合があります。専有部分の工事の際に、その部屋ではテレビは見ないからといってその配線を切断してしまうと、それより下の住戸でテレビが見られなくなるということが起きます。これは、事前に配線状況を確認しておき、どうしてもそうした時間帯ができるのであれば、影響が出る住戸すべてに工事日程と時間帯のお知らせを施工前に伝えておく必要があります。把握せずに工事を行った場合、工事中にその知らせが入ればその場で対応が可能なのですが、工事が終了し、職人が帰宅して現場に誰もいない時間に他の住人が帰宅してテレビを点けたが見られない。あるいは録画ができていなかったという苦情が出て、翌日現場で管理人から大変なお叱りを受けるといったことがありますので、事前の調査とあいさつは怠らないよう注意しましょう。4近隣に影響がある場合のあいさつ管理人へのあいさつファミリー向けマンションには、常駐または通いの管理人が駐在しています。工事中の窓口は管理人になることから、必ずあいさつを行いましょう。その際、管理人の性格を把握し、問い合わせや連絡が円滑に行えるように関係性を良好にしておく必要があります。またそうした情報は、工事関係者全員に伝達しておき、無用なトラブルを起こさせないように留意しましょう。86