タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編

ページ
67/88

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の67ページ目の概要です。

各ボタンで、目的のページを開いてください。

概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ準備編2工事完了時工事開始前に近隣あいさつに行くことは一般的に行われていると思いますが、工事完了時にも協力いただいた感謝を込めてあいさつに伺うと、丁寧な対応をする会社であることが伝わります。工事中に評判の良いリフォームが行われ、施主や近隣から良いうわさが伝わっていれば、近隣からの発注につながる可能性もあります。しかし、近隣対応があまり良くなく、工事現場が乱雑であったり、職人が粗暴であったりということが近隣の目に留まっていると、逆に悪い評判が流れてしまうので、あいさつだけでなく施工中の配慮や対応が重要であることは言うまでもありません。1近隣からの工事を受注することを目的とした工事完了あいさつにならないよう注意する。2工事中の評判がその先の信頼につながる。3折り合いの良くない近隣の把握工事に入る前に、施主と折り合いが良くない近隣がいるかいないか、どのような状況かということを把握しておきましょう。折り合いが良くない近隣の方は、施主が工事をすること自体が気に入らないという状態になりやすいP67ため、施主が間に入っての解決は望めないことから、どちらかというと第三者の現場監督がうまくコミュニケーションをとることで、良好な関係が築けることもあります。ある現場の近くにうつ病の人が住んでいて、施主があいさつしても返事すら帰ってこないことから、そういう病気の状態だということで認識されていましたが、現場監督(この時は女性監督でした)が毎朝あいさつをすることで、その人は現場監督にはあいさつしてくるようになったそうです。そして、このことがあってから施主の現場監督に対する信頼感がさらに向上したというエピソードもあります。人間関係の最初はあいさつから、と認識し、近隣に迷惑を掛けながら工事をさせてもらっているという意識をもって、明るくあいさつをすることを心掛けましょう。おはようございます明るいトーンで1近隣関係は事前に把握しておこう。あどうも2声のトーンを高くし、笑顔で明るくあいさつすることで、近隣の態度が変わることもある。67