タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編

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概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

現場監督が率先して丁寧な言葉を使う職人の言葉遣いを向上させる方法として、ある親方が実践している方法を紹介します。親方としては、仕事をさせる相手は年下で、場合によっては20歳前後の若い血気盛んな年齢であることも多いのですが、年下であっても、親方自身が、「ですます調」の丁寧な言葉遣いを心掛けていて、常にその調子で話しかけているといいます。最初のうちは若い職人もなかなかそうした言葉遣いにはならないということですが、長い間仕事で一緒にいる中で、ぶっきらぼうな話し方とですます調の話し方での会話に違和感を覚えるのか、だんだん同じような言葉遣いになってくるといいます。当然、仕事をもらっているという立場の上下関係も影響しているとは思いますが、つられて丁寧な答えが返ってくるようになるといいます。普段仲間と話しているときの言葉遣いは変わらないとしても、現場の中で皆が丁寧な言葉遣いをしていれば、少なくとも現場内での言葉遣いに問題はなくなります。現場全体の管理として、指導する立場の現場監督が率先して丁寧な言葉を使うことによって施主の印象は良くなると思います。