タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編

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概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

第2章施主との顔合わせ4職人同士の会話にも注意が必要(施主が同席していない場合)現場監督が管理している時間は限られています。現場監督がいるときだけ丁寧な言葉遣いであっても、いなくなった途端に言葉遣いが変わるようでは、その様子を見た施主はどう思うでしょうか。また、言葉遣いだけでなく会話の内容についても現場で話して良いこと悪いことがあることを職人にも認識してもらいましょう。これは、住みながらの現場であれば、施主や近隣に会話が聞こえていることもあることを意識し、注意をする必要があります。またその意識を現場に入る職人すべてにいきわたらせることが重要です。例えば、「施主がなかなか決めないんで、現場の手順が狂って困るよ」という愚痴は、職人同士で言い合って不満の発散にはなるかもしれませんが、これが聞こえてしまった施主は、あまり良い気持はしません。あるいは、「この間外で光っているものがあったので、窓からのぞいてみたら向かいのアパートのおっさんが頭がつるつるで・・・(笑)」など、自分たちにとっては笑い話かもしれませんが、近隣の方々にとっては悪口であり、直接本人に聞こえないとしても、通りがかった別の人に聞こえてしまうと、話が本人に伝わり、心証は悪くなり、荷下ろしの駐車程度でも警察を呼ばれるといった嫌がらせに発展してしまReform_02_4_Lうなど、現場の進み具合にも影響してしまいます。以上のような、現場で話題とすべきでない事柄は、現場に出入りする職人全員に認識してもらい、現場での失言を減らし、余計な不快感を与えないように心掛け、快く引き渡しができるようにしたいものです。施主がなかなか決めてくんなくてそりゃたいへんだ~32