タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編

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概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

第2章施主との顔合わせ3現場内での職人に対する言葉遣い(施主が同席している場合)現場監督は、職人に対してさまざまな指導をする立場にありますが、職人に指導する際の言葉遣いにも気を向けましょう。乱暴な言葉遣いで職人を叱りつければ、乱暴な返答や態度が返ってきます。また、怒鳴り声が行き交うような状態ですと、現場内の空気も荒れて険悪なものになってしまいます。それに対して、冗談を言い合いながら笑い声が行き交い和気あいあいとしつつも、施工はきちんと行われているという現場ですと、そこを訪れる施主もその雰囲気を好ましく思うことは間違いありません。そういった現場であれば施主も話しかけやすくなり、ちょっとした疑問でも気軽に問いかけられて、楽しく回答を得られれば不安も解消され、満足度が向上すると考えられます。また、そういった現場は、見に来ることが楽しいといった話も聞きます。施主が自慢したくなるような現場を作り上げることで、リフォームを検討している友人を紹介してくれるなど、さまざまな良い派生があるのではないでしょうか。職人によっては、照れ隠しでぶっきらぼうな言い方をする人もいますが、受け取る人によっては怒っているような印象を受け、施主が委縮して聞きたいことも聞けなくなることもあります。なかなかその性格を変えていくことは難しいとは思いますので、そうした場合は現場監督が間に立って施主と職人のReform_02_3_L関係を取り持つことや施主が話しやすい雰囲気を作ることも重要な役割です。章末のコラムにあるように自ら率先して優しい言葉遣いをするお手本を示すことも有効な手段です。現場での応対は、例え施主が同席していなくても、施主や近隣の耳に届いているかもしれないということを常に意識して、丁寧で優しい言葉遣いを心掛けましょう。ムリっすよああの・・・こわっ30