タイトル:リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編

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リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の28ページ目の概要です。

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概要

リフォーム現場のトラブル回避ノウハウ 準備編 の電子ブックです。一般社団法人JBN・全国工務店協会

第2章施主との顔合わせ2現場での言葉遣いを意識しよう(施主に対して)言葉遣いは、育った環境や周囲の人々の影響を受けやすいものです。その特徴や傾向は、発言を受け取る側の意識や考え方によって好意的に受け取られたり、怒りや不安を引き起こしたりします。同じ意味の内容であっても、言葉遣いによっては意図したとおりに理解をしてもらえないことがあります。例えば、職人が内装の壁に穴を開け間違えてしまったので直します、という内容のことを「こいつが穴を開ける位置を間違えやがったから直しときますんで」と言うのか、「職人が間違えて穴を開けてしまいましたので、その部分のボードを張り替えさせていただきます」と言うのかによって施主の受け止め方が違ってくることでしょう。さらに言えば、「穴を開け間違えてしまいました。申し訳ございません。職人の勘違いで本来こちらに開けるべきところをこちらに穴を開けてしまいましたので、このボード一枚全体を交換させていただきます。また、内部の断熱材の防湿フィルムにも穴が開いてしまいましたが、グラスウールの繊維は乱れていませんでしたので、防湿テープでフィルムの穴も塞ぎ、その部分は写真を撮って記録し最終的に提出させていただきます」というように、まずは謝罪、そして間違えた原因とその影響、補修をした場Reform_02_2_L合の影響、補修方法についての具体的な説明、そして補修状態の報告までできると、施主の納得度は格段に向上します。本当はこっちだったンスよ~すいませ~んやり直させますんで~他にも瑕疵があるのでは・・・?28